用語説明

P2P

誰にも必要以上に管理されない,自由・平等・対等で自律的なネットワーク社会を実現するためのIT技術。

Peer to Peer(ピア・ツー・ピア)の省略形で,Peer(ピア)は「仲間・同僚,同等の者」等を意味するが,端末よりも個人に重点を置いた表現としてPerson to Personを指すこともある。端末間あるいはユーザ間で文字どおり対等な通信を行う技術で,サーバが「主」でクライアントが「従」となるクライアント・サーバシステム方式と対比して用いられる。

WWWサービスのようなクライアント・サーバシステムとは異なり,情報資源の集中的管理部を持たずに端末間で通信を行うのが特徴。

技術要素としては,①通信相手の探索を行う「探索・発見機能」と,②発見した通信相手とデータをやり取りする「情報配送機能」の2つに分けられる。