用語説明

QSIG

ヨーロッパのコンピュータ業界団体ECMA(European Computer Manufactures Association)で開発されたナローバンド(64 kbit/s)用のISDNプロトコル(DSS1:Digital subscriber Signalling System Number 1)を基にしたPBX間のプロトコルのことで,国際標準化機関であるJTC1(ISOとIECの合同技術委員会)で標準化されている。

◆ 《B-QSIG(Broadband SIGnalling protocol at the Q reference point)》

ATM方式を用いた広帯域プライベート網のプロトコルで,交換機などのノード間の信号転送プロトコル(レイヤ2)と,経路選択や情報チャネルの接続などのプロトコル(レイヤ3)からなっている。B-QSIGはECMAで開発されたもので,ナローバンド用であるQSIGの広帯域版といえる。また,ITU-T勧告(DSS2:Digital subscriber Signalling System Number 2)を基に,プライベート網用に一部修正しているが,基本的にはDSS2と同じプロトコル

◆ 《DSS1(Digital subscriber Signalling System Number 1)》

ISDNのネットワークとユーザ端末間プロトコルのITU-T勧告。

◆ 《DSS2(Digital subscriber Signalling System Number 2)》

広帯域ISDNのネットワークとユーザ端末間プロトコルのITU-T勧告。

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