用語説明

RPC(遠隔手続き呼出し)

Remote Procedure Call

ユーザプログラムがネットワーク間のプロセス通信を意識することなくネットワークを介して他のシステムで処理動作を実行させることができるインタフェース。最近は手続き型のプログラミング言語が主流で,ソフトウェアモジュール間の通信は関数(=手続き)を呼び出すことで行われる。これがプロシージャコールであり,RPCはそのインタフェースを変更することなく,物理的に分散配置されたソフトウェアモジュール間の関数呼出しを可能とするもの。通常のプロシージャコール(手続き呼出し)では同一コンピュータ上にある手続き(プロシージャ)プログラムを呼び出す。これに対して,RPCでは,ネットワークを介して手元にないコンピュータ上の手続きプログラムを,同一コンピュータ上にある手続きと同様に呼び出すことができる。これによって遠く離れたマシンを手元のマシンから操作することができる。