用語説明

WebBASE

NTTソフトウェア研究所(当時)で開発した連携プログラム。WWWの標準記述様式であるHTML(Hyper Text Markup Language)中にBASIC言語の構文を持つWebBASEスクリプト(簡単プログラミング言語)を記述することで,WWWを利用した様々なシステムの構築を可能にしたWWWサーバ。さらに,DLL(Dynamic Link Library)を利用すればWebBASEスクリプトの関数や手続きを拡張することも可能で,あらかじめDLLが用意されていれば,外部アプリケーションの利用もWebBASEスクリプトの作成だけですむ。

従来のCGI(Common Gateway Interface)による連携処理での処理速度の遅さを解決する画期的なパッケージプログラム。

WebBASEではWWWブラウザからサーバ上にあるリレーショナルデータベース全文検索エンジンの情報にアクセスするためのアプリケーションを容易に開発することができる。HTMLを拡張したWebBASEスクリプト言語を提供する。また,WebBASEを用いるとHTMLをベースとしたWWWのクライアント端末が利用でき,①従来のように端末のハードウェアやOSを限定しなくてもよくなる,②極めて簡単に画面が作成できる,③システム個別の端末を用意する必要がなくなる,といった利点があり,端末構築が楽になる。