用語説明

21世紀の情報流通産業に向けて

NTTでは,1996年に「21世紀に向けて変革するNTTのR&D」を発表して以来,情報流通環境を実現するために研究開発を進めてきた。その後取組みの中で,具体的なニーズが顕在化しつつあり,情報流通産業の方向性も少しずつ見えてくるなどの環境に踏まえ,1998年10月21日にNTTが今後の情報流通産業の展望を発表し,研究開発に取り組んでいる。

情報流通の発展には,大きく以下の3つの波がある(図1)。

①  第1波:放送のディジタル化とネットワークテレビ

②  第2波:メディア・バザール

~マスメディアのネットワーク化~

③  第3波:メガコンテンツ

SOHO(Small Office Home Office)や家庭の情報発信~

これらの3つの波が大きくなり,情報流通が大きな産業に発展するためには,

・ ネットワーク広告や検索のような「便利」な仕組み

電子マネーに代表される「安心」な仕組み

・ 映像などの大きな容量のコンテンツを送れる「速い」仕組み

が必要であり,これらの仕組みが提供されることにより,いろいろな業種にビジネスチャンスが拡大する。

また,情報流通サービスを以下の4つの階層に整理して考える。

①  コンテンツ・アプリケーション:企業の広報コンテンツから,放送・広告・音楽・ゲーム等のマスメディアコンテンツのネットワーク流通へ。

②  情報流通プラットフォーム:情報データベース・検索サービスから,ネットワークによる広告・放送・決済等の情報流通の共通サービスへ。

③  通信ネットワーク:ベストエフォートから,帯域保証・高速通信の光・衛星・ワイヤレス等のネットワークサービスへ。

④  端末・ソフトウェア:ビジネス・ホビー向け中心のPCから,あらゆる世代が使える大衆情報家電へ。

NTTでは上記の考えをもとに,図2に示す情報流通サービスを行っている。

図1_情報流通の3つの波図2_NTTの情報流通サービス