用語説明

温度差二次電池

活用されずに排出される熱エネルギー(排熱)を利用して,熱電変換と蓄電を行う電池。2つの電極の一方を高温下に,他方を低温下に置くことによって生じた起電力を,イオン交換膜によって隔てられた電解液のフェロシアン/フェリシアンイオンの濃度差に変えることによって電気エネルギーを蓄える。通信システムの排熱利用と停電バックアップ用二次電池(蓄放電の繰り返しが可能な電池)の両方の機能を備えている(図)。

図_温度差二次電池