用語説明

緊急連絡/安否情報システム

1991年Private ANSERの発信機能を活用し,緊急時の災害対策要員「召集・連絡」一斉同報用に開発され,その後1995年の阪神・淡路大震災の経験と反省から,産業界より「ルール」「インフラ」作りに対するニーズが数多く寄せられ,それらの要望を基に開発されたシステム。

会社側から社員の電話・携帯,FAX,Eメールに緊急通報を行うのが,緊急連絡システムである。本システムにより,設備サービスの早期復旧のための要員召集,自然災害発生時の一斉連絡等に,スムーズな連絡体制を確立できる。

また,緊急連絡システムが会社側から情報を発信するのに対して,安否情報システムは,①安否登録,②安否確認,③救助活動を電話やインターネットを利用し,迅速かつ効率良く行える。また,登録された安否情報は,登録時の操作と同様に,システムに電話をかけ社員の名前を指定すれば,安否を音声で確認できる。つまり,社員の情報管理者だけでなく,家族の方が社員の安否を確認するツールとして利用できるシステムである。