用語説明

クロストーク

複数の出力ポートを有する回路において,本来特定の出力ポートに出力されるべき信号が,他の出力ポートに漏洩して出力される現象をいう。漏洩した信号の強度を指すこともある。液晶ディスプレイは,電気信号で画素の光を透過したり,遮断したりして表示を行う。単純マトリクス方式では,共に信号の印加された縦配線と横配線との交点の画素が選択されるが,いずれか一方のみに信号が印加されている画素は半選択となって,光の透過が不完全な状態になる。アクティブマトリクス形では画素にスイッチ素子があるので,クロストークは本質的には生じない。