用語説明

コードレスホン用サービスエリア確認装置

[アナログコードレスホン用]

アナログコードレスホン用に開発された装置。当初の目的はその名のとおりコードレスホンのエリアを推定・確認するためのものだが,実際はEMCにかかわる故障の切分け測定器として活用されている。コードレスホンに割り当てられたチャネルの電磁波の状況を効率的に把握し,妨害波の有無,無線チャネルの輻輳状況をチェックする。

[ディジタルコードレスホン用]

無線区間の標準規格「第二世代コードレス電話システムRCR STD-28」に基づくディジタルコードレスホンの送出電波が測定できる工事・保守者専用のツール。ディジタルコードレスホンは,従来のアナログコードレスホンと異なり,親機(主電話機,接続装置)が定期的に制御チャネルにより電波を送出しているので,これを受信することにより,サービスエリア,装置故障の有無等の切分けを行うことができる。また本装置を2台対向させ,子機間直接通話(トランシーバ通話)状態にし,被測定エリアにおける電波伝搬状態を推定することも可能。