用語説明

CHILL(交換用プログラミング言語)

CCITT High Level programming Language

ITU-Tで勧告化された通信・交換処理向きプログラミング言語。強い型を持つ手続き型言語で,大規模実時間システムの記述に適したモジュール化,並列処理,分割コンパイル等をサポートする機能を持つ。日本の交換プログラムに用いられている。

◆ 《PROLIS(PROgram Library System)》

CHILLコンパイラ/リンカが生成する情報データベース。一般的にコンパイラは,ソースコードを解析するフロントエンド部とオブジェクトを生成するバックエンド部によって構成され,この両者は中間言語と呼ばれるものによって結合されており,この中間言語はコンパイラの処理過程でのみ存在し,コンパイル処理が終了すると捨てられてしまう。しかし,この情報は他支援ツールにとっても有効であるため,中間言語とともに他のコンパイラ解析情報をPROLISで蓄積し,他の支援ツールからも参照可能とした。