用語説明

情報料課金・回収代行

情報提供者が有料情報を利用者に提供した場合,ビデオテックス通信網で情報料を課金し,毎月の精算時に電話料金と一緒に利用者へ請求し,回収した金額を提供者に支払う仕組み(図)。

これにより,情報提供者側としては請求書の発行業務や料金の回収業務といった最も稼働にかかる部分のコストの節約が可能となる一方,利用者側としても電話料金との一括請求により支払いの手間が省けるし,情報を得るためにわざわざ情報提供者の会員とならなくても利用できるという利点もある。

◆ 《競馬情報提供サービス》

本システムは,利用者が競走馬や騎手等に関する過去からの戦績等の競馬情報をビデオテックス通信網を介してダウンロードし,このデータを基に市販のシミュレーションソフト等を用いて自分なりの分析を楽しむことができる。情報提供者側ではデータの種類により情報料を設定して不特定多数の利用者へ有料で提供し,その情報料についてNTTが電話料金と一緒に請求・回収するもの。

◆ 《楽曲・カラオケデータ配信サービス》

本システムは,利用者が専用の通信ソフトを使用して1曲当り300円程度の楽曲データ(MIDIという国際規格の音源を使ったデータ)やカラオケデータをビデオテックス通信網を介して受け取り,受け取った楽曲の料金を情報料としてNTTが請求から回収まで代行するもの。

図_情報料回収代行の仕組み