用語説明

絶対電力

ある点の電力の値を表す。2点間の電力の比を表す場合は相対電力を使う。通常絶対電力はワット(W)で表されるが,電気通信の分野では扱う電力が小さいこと,および計算の容易さを考慮し,1mWを基準とし,これに対する対数比の10倍で表した電力である「dBm」を使用する。NTTの機能は交換機への入力電力が絶対電力で-15 dBmの場合に最も良い回線品質になるように設計されている。

-15 dBmにあたる電力Xは,

数式_絶対電力
となる。

したがってX=10-1.5≒0.032となり,約0.03 mWとなる。