用語説明

ソリトン

自然界に広く普遍的に存在する波で,非線形性と分散性がキャンセルしあうことにより波形を変えずに伝搬する波のこと。光ファイバ中では光ソリトンを発生させることができる。ソリトンという言葉は,ザブスキーとクルスカル氏が1964年に発表した論文に初めて用いられた。その特徴は,孤立した波が互いに衝突を繰り返してもその形を変えないことで,粒子的な振る舞いをする孤立波という意味でソリトン(Soliton)と名付けられている。