用語説明

第3期電線類地中化計画

第1期,2期に引き続き実施される計画で,1995年度から1999年度の5カ年で,2,000 km程度の地中化が計画されている。1995年に「電線共同溝の整備等に関する特別措置法」が制度化され,CC-BOXを中心に進められている。

◆ 《CC-BOX》

架空電線を地中化することを目的とした情報通信ケーブルと電力ケーブルが収容されている電線共同溝設備。最初の「C」にはCommunity(地域,共同)やCommunication(通信,伝達),またはCompact(コンパクト)の意味が込められ,2番目の「C」にはCable(ケーブル)から頭文字をとっている。

◆ 《情報BOX》

道路管理の高度化を図るとともに,民間の全国光ファイバネットワークの構築を支援するために,管理用光ファイバと電気通信事業者,有線放送事業者等の光ファイバが布設可能な空間。利用料として占用料のみでケーブルを入線することができ,安価に管路ルートの確保ができることから,NTTでは有効的に利用することを検討している。

◆ 《法による共同溝》

電話,電気,ガス,水道,下水,工業用水等2企業以上の施設が収容されるとう道で,「共同溝の整備等に関する特別措置法」による共同溝をいい,また法によらない共同溝を企業者間共同溝という。NTTが単独で構築するとう道設備と同様の信頼性・容量を有し,しかも経済的に占用空間が確保できることから,基盤設備グランドデザイン上の集約ルート整備として積極的に参画していくこととしており,参画にあたっては道路管理者および他の企業者等と協調を図りながら計画的に進めている。