用語説明

短区間中央値処理

移動通信においては,基地局からの送信波は建物,地物により,反射,回折,散乱を受けて移動局に到来する。このため,移動局における受信波はマルチパスフェージングと呼ばれる複雑な変動を受ける。瞬時的に変動するレベルの値を用いてエリア図を描画することは困難なため,数十波長程度の区間の受信レベルの累積確率分布を求め,その50%値を求めるデータ処理を行っている。この短区間中央値処理で得られたデータによりエリアマッピングが可能となる。