用語説明

デジタルカメラ

ビデオカメラのように電気的に撮影画像を記録するカメラ。ビデオカメラとの違いは,出力がデジタルであるという点である。通常のビデオカメラの出力はNTSC(National Television System Committee)規格に沿って,テレビに映し出すことを目的にアナログ信号が出力されるが,デジタルカメラではコンピュータに直接画像を入力しやすいように,デジタル信号が出力される。フィルムの代わりにCCD(Change Coupled Device)を使い,現像処理の代わりに画像処理を行う。

デジタルカメラには,(1)解像度を第一に優先したスキャナタイプと,(2)操作性や携帯性を重視したワンショットタイプとに分けられる。

(1) スキャナタイプ

数千個の画素を一列に並べたライン型のCCDを移動させ,結像面を走査して画像を撮影する。したがって,動体撮影はできないが,極めて高い解像度(数千万画素)を実現できる。

(2) ワンショットタイプ

数十万~数百万画素を平面的に並べたエリア型のCCDをフィルムの代わりに用いたもので,通常のカメラと全く同じ感覚で撮影できる。しかし,画素数の多いCCDをつくるのは困難で価格も極めて高いため,解像度の低い(数十万画素)CCDを用いたものが大半である。

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