用語説明

ドップラー効果

波源と観測者との間に相対運動がある場合に,観測者は波源の周波数とは異なる周波数の波を観測する。これがドップラー効果と呼ばれる現象。音波の場合,音源と観測者が近づくときは観測者に対して波長は短く(周波数は高く)観測されるために音が高く聞こえ,逆に遠ざかるときは低く聞こえる。光ファイバ中のブリルアン散乱光の場合,散乱原因である光ファイバ中の超音波(ガラスの密度揺らぎ)が入射光から逃げている状態であり,入射光に対して散乱光(反射光)の周波数は低くなる。