用語説明

バースト

信号の送出が一定速度でなく,間欠的,不連続に行われる状態のことをいう。音声・画像の情報源は冗長度を有しているため,符号化した後では一般的にバースト的な情報発生となる。伝送路における符号誤りとしては,“バースト誤り”と“ランダム誤り”がある。

◆ 《バースト誤り》

フレーム同期はずれや電磁環境の一時的な悪化などによって複数ビットが集団的に誤る(信号の送出が一定速度でなく,間欠的,不連続に行われる)ような,一塊の符号誤りをいう。

◆ 《ランダム誤り》

伝送路等で発生する伝送誤りのうち,1bitずつ互いに独立に誤る(誤りが集中して発生しない)ような符号誤りをいう。

◆ 《バースト型通信》

情報を出している時間と出していない時間の比が非常に大きい通信で,多数の端末で同一通信路を共用できる。

◆ 《バースト動作形送信装置》

TDMA(Time Division Multiple Access)装置からのバースト信号があるときのみ増幅動作を行う送信装置。

◆ 《時々断》

メタリックケーブルの手ひねり心線接続部の一時的接触不良により生ずる間欠的な(バースト)断線のこと。