用語説明

光ATMスイッチ

マルチメディアサービスを電話並みに普及させるにはネットワークの容量も電話の約1,000倍にする必要があり,これを実現するためにネットワークの光化が必須で,その核となる超テラ(1テラ:1兆)ビットクラスの光ATMスイッチを開発した。

(1) 周波数ルーチング型光ATMスイッチ

NTT独自の可変周波数光源と光周波数ルータアレイ導波路回析格子型フィルタ)がキーデバイスとなっている。可変周波数光源は,1つの入力端子から次々と送られてくるセルごとに異なる周波数を付与することが可能であり,光周波数ルータは,入力端子とセルの周波数によって出力端子を規則的に決定する機能を持っている。

(2) 周波数分配選択型光ATMスイッチ

周波数ルーチング型光ATMスイッチとは異なり,固定周波数光源とスターカップラを用いて,4本の入力端子ごとに入ってくるセルに固定的に周波数を割り当てる。またスターカプラを用いて,4種類の周波数を持つ入力をすべて混ぜた信号を4つの出力に流す。