用語説明

ブラインド署名

署名者は,署名対象の確認を行うことはできるが,誰に対して署名を発行したかを知ることができないという署名技術。例えば,AさんがBさんにブラインド署名をしてもらう場合,Aさんは署名してもらいたいメッセージMに乱数情報を加え,M’という形に変形してM’をBさんに渡す。Bさんは,M’に対してディジタル署名S(M’)を生成してAさんに返す。AさんはBさんからの署名情報S(M’)から乱数情報を差し引き,Mに対する署名情報S(M)を得る。こうして得られたBさんのディジタル署名情報は,後でBさんが見ても自分が発行した署名であることは分かるが,Bさんは誰に対して発行した署名であるかは分からなくなっている。

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