用語説明

メゾスコピック物理

電子の波動性と粒子性という量子力学的効果を研究する物理の分野。電子線リソグラフィに代表される微細加工技術の進歩によって金属や半導体試料のサイズを1ミクロン以下(サブミクロンサイズ)でつくることが可能になった。このサイズの領域では,伝導電子の量子力学的な波としての性質や粒子としての性質があらわに出現する。またNTTが実証した半導体中を流れる超伝導電流の量子化はこの分野のテーマの1つ。