ユビキタス社会に向けたコンセプトで，人が中心でありながらもITが周囲でサポートすることで創出する新しいライフサイクルの提案（図）。

コンピュータが学習し，人間が中心となった人に優しいITを実現するために，以下の4つのフェーズで構成されるフレームワークを確立している。

①　人の検出などその場の状況や動きをとらえる「トラッキング・センシング」

②　状況や動きの情報に加え，時刻情報等，別の情報を加味し，総合的に分析を行う「認識・分析」

③　分析結果から，その場にいる人がどのような情報を期待しているかや，複数ある手段・方法のうち，どれで提供するかなどを決定する「判断」

④　判断された動作をその場にいる人などに実際に提供し，①にフィードバックする「サポート・アクチュエート」

という循環構成となっている。