用語説明

FA-10G/2.4Gシステム

超高速光伝送システム。需要増に応じて伝送速度を2.4 Gbit/sから10 Gbit/sへアップグレード可能で,高速・広帯域サービスと既存の電話系サービスの両方をサポートする。光増幅器を用いた安価な線形中継装置(L-REF)や再生中継装置(R-REF)を適用することで中継コストを大幅に削減している。

◆ 《再生中継装置(R-REF)》

光信号を電気信号に変換し,波形整形を行った後再び光信号にして(再生)送り出す装置。光のまま増幅する線形中継装置(L-REF)のみでは中継数が増えるほど雑音が累積し,信号伝送特性が劣化するため中継間隔や伝送速度が制限される。線形中継装置による多中継伝送の途中に本装置を挿入することで,伝送速度のアップグレードを可能とする経済的な超高速光伝送システムが可能となる。

◆ 《線形中継装置(L-REF)》

FA-10G/2.4Gシステムで超高速信号を中継する装置。光増幅器を用いて,1.55 mm帯の光信号を光のまま増幅する。増幅機能は伝送速度に依存しないので,伝送速度が高くなるほどコストメリットがある。

◆ 《故障標定機能》

故障発生時,どの中継区間の警報なのかを標定して保守者に通知する機能。FA-10G/2.4Gシステムで超高速信号を中継する線形中継装置(L-REF)が有している。