6月号 2011 Vol. 9 No. 6

Feature Articles: Services for Hikari Era: Terminal Component Technologies

• Service and Terminal Component Technology Development Initiatives for the Optical Fiber Broadband Era (Hikari Era)
• “ひかり”時代のサービス・端末構成技術開発に向けての取り組み

■ 概要

高速・大容量情報の伝送が可能な光ファイバを使って、多種多様なサービスをユーザが享受できる“ひかり”時代。その“ひかり”時代の端末構成技術の研究開発に向けた取り組みについて紹介します。

• Voice Processing Technology for Realistic-quality Voice and Rich Telecommunication Services
• リアルな声による豊かなコミュニケーションを実現する音声端末技術

■ 概要

従来の電話は、人の声に含まれる周波数成分の一部のみを送っているため、個人性や明瞭性が不足することがあります。NGNで提供される高音質電話では、肉声に近い音質での通話が可能になるほか、ステレオ音声による「場」の共有も期待されています。本稿ではそれらに必要なコーデック、音響設計、信号処理技術について紹介します。

• Visual Softphone: New Ways to Communicate
• ビジュアルソフトフォンによる新たなコミュニケーションの提供

■ 概要

ビジュアルソフトフォンは市販Windows PC上にインストールすることで、さまざまなコミュニケーションを実現するツールとして商用提供されています。本稿ではその概要と、ビジュアルソフトフォンにより提供されるさまざまなコミュニケーション形態について簡単に解説します。

• Software H.264 Encoder Engine for Online Video Delivery Service Cost Reduction
• 映像配信サービスの配信コスト削減を実現する「H.264ソフトウェアエンコードエンジン」

■ 概要

映像配信サービスにおいては、莫大な情報量を持つ映像信号の圧縮技術が必要不可欠です。本稿では、映像信号の圧縮を行うH.264ソフトウェアエンコードエンジンを紹介し、サービスコスト削減を実現するために導入された技術について解説していきます。

• Network Processing Technology for Terminals Enabling High-quality Services
• サービス品質を確かな通信で支える端末向けネットワーク処理技術

■ 概要

RENA-SoCは、“ひかり”時代の宅内およびSOHOネットワーク用ゲートウェイに必要な基本機能を提供するネットワークプロセッサです。ネットワーク処理を専用ハードウェア回路で行い、アプリケーション処理を２つのCPUで行うことで処理負荷を分散し、安定した品質のサービスをユーザに提供します。

Regular Article

• Cabling Technologies Providing More Optical Cabling Potential in Multi-dwelling Unit Buildings
• 大〜小規模集合住宅へ光配線方式を提供拡大するための配線技術

■ 概要

集合住宅へ光配線方式を提供するにあたり、狭隘MDF（Main Distributing Frame）等へのスプリッタモジュール設置、および配管内不通過・配管がない集合住宅へのケーブル布設が困難でした。これらを解消するため、小型かつ多様な設置を可能とする「スプリッタモジュール」および外壁面に布設可能な「集合インドア光ケーブル」を開発しました。

• Lower-cost Cicada-resistant Optical Fiber Drop Cable with Better Workability
• 作業性を向上させた，経済的なクマゼミ対策ドロップ光ファイバの開発

■ 概要

従来のクマゼミ対策ドロップ光ファイバにおける防護壁構造、外被等を見直し、ケーブル構造の簡素化を図るとともに、経済性、作業性に優れたクマゼミ耐性を有する新たなドロップ光ファイバを開発しました。

Global Standardization Activities

• Standardization Activities for Cloud Computing
• クラウドの標準化動向

■ 概要

クラウドコンピューティング（クラウド）は、ネットワーク上に存在するサーバやストレージなどのICTリソースや、それらを使って提供されるサービス（クラウドサービス）を、ICTリソースの物理的な位置を意識することなくネットワーク越しに利用するコンピューティング形態を表す言葉で、ここ数年急速にビジネス分野での利用が進んでいます。ここでは、クラウドの標準化動向について説明します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

• Fault Cases and Countermeasures against Damage to Access System Facilities Caused by Wildlife
• アクセス系設備の故障事例と対策––通信設備の生物被害編

■ 概要

本稿では、アクセス系設備の故障事例と対策––通信設備の生物被害編を紹介します。隔月で掲載する、通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第5弾です。今回は、NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ アクセス技術担当の方にご協力いただきました。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは発表した論文の抄録

↑ TOP