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11月号 2012 Vol. 10 No. 11

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■ 概要
グローバル化が一段と加速する情報通信市場。NTTデータは、その波に乗るべくGlobal One NTT DATA体制を開始し、一丸となって世界市場を席巻しようと意気込んでいます。いかなる戦略と視点を携えているのか、プロジェクトマネージャーとして手腕を発揮してこられた岩本敏男NTTデータ代表取締役社長に、新中期経営計画などについて伺いました。

Feature Articles: Communication Science that Connects Information and Humans

■ 概要
世界中でデジタルデータが想像を超える勢いで生産・蓄積されています。まさにビッグデータ時代の到来です。これら膨大かつ多様なデータから、いかに新価値を生み出すかが研究面でもビジネス面でも重要です。本特集では、ビッグデータ時代において、NTTコミュニケーション科学基礎研究所の取り組みと研究成果について紹介します。
■ 概要
近年、ビッグデータ解析が注目を集めています。このようなデータは人手で解析できる分量を超えているため、計算機による自動的な解析手法が必要です。本稿では、統計的機械学習に基づくデータ行列のマイニング技術を紹介します。
■ 概要
乱数は情報セキュリティ技術に広く利用されています。予測不可能で偏りのない高品質の乱数を高速生成する技術は情報セキュリティにとって重要であり、ランダムな物理現象を利用する乱数生成は、その有力な実現手段です。本稿では、半導体レーザにおけるランダム現象を利用した、高速乱数生成に関する研究を紹介します。
■ 概要
センサネットワークとその情報処理技術は、実世界の状況認識や利用者に適したサービスを提供するための情報収集など、さまざまな用途に用いられる技術として期待されています。本稿では環境や人に配置された多数のセンサから情報を収集し、その情報から意味のある情報を解釈し、情報を人に提示するための技術を紹介します。
■ 概要
本稿では、複数の人物が会話を行う場面を異なる地点において再現するシステムを紹介します。このシステムは、顔画像を投影するスクリーンの姿勢を物理的に制御し、人物の頭の動きを補強して提示する表現方式に特徴があります。視線方向などが分かりやすく、また高い存在感を感じることができるなどの効果が期待できます。
■ 概要
脳は視覚や聴覚といった異なる感覚の情報を巧みに統合することで、世界の有様を理解しています。本稿では「聴くこと」が「見ること」を変えてしまう錯覚を紹介しながら、その錯覚の根底にある脳の情報処理原理を紹介します。さらにそれを踏まえ、技術的応用への展望を述べます。

Feature Articles: ICT Infrastructure Technology Underlying System Innovation

■ 概要
経営環境が激変する中、企業は常に新しい課題に直面しています。こうした状況に対し、ICT基盤技術がどのようにこたえ、ビジネスやサービスのイノベーションを支えていくのか、本稿ではNTTデータの具体的な取り組みを通じて解説するとともに、将来展望についても紹介します。
■ 概要
NTTデータではOpenStackを活用したクラウド基盤技術の研究開発に取り組んでいます。本稿では、OpenStackの仕組み、およびNTTデータによるOpenStack機能開発、OpenFlow連携技術開発、クラウドセキュリティ機能開発、Swiftの活用展開について紹介します。
■ 概要
最近、伝統的なネットワーク技術の制約にとらわれずに、柔軟にネットワークの制御を行うSDN(Software-Defined Networking)が注目されています。NTTデータでは、SDNを実現する技術であるOpenFlowについて調査・研究を行い、独自のコントローラを開発しています。本稿では、SDN/OpenFlowの最新技術動向を紹介するとともに、NTTデータの今後に向けた取り組みについて紹介します。
■ 概要
M2M(Machine to Machine)やセンサネットワークの拡大に伴い、クラウドと連携したロボットが新たな付加価値を提供できる時代になりつつあります。本稿では、ICTとロボットの融合を実現する戦略と研究開発について、オープン化の動きを交えつつ紹介します。
■ 概要
人と人、人と機械の良質なコミュニケーションが、社会・企業の生産性向上の切り札として注目されています。これらコミュニケーションの高度化を実現する研究開発の現状と今後に向けた取り組みについて、動向を踏まえたうえで紹介します。

Regular Articles

■ 概要
512×512ポートの3D-MEMS光スイッチモジュールを試作し、全パス接続の動作確認を行いました。512ポートのスイッチ規模は、128ポートのコリメータアレイおよびMEMSミラーアレイを2行×2列に配置することで実現しました。また、ミラーアレイ間に凹面ミラーを配してMEMSミラーの回転動作範囲をアレイ全領域で等しくし、MEMSミラー最大回転角度の増加を緩和しました。
■ 概要
本稿では、ANSI、IEEE、ISO/IEC、NISTで標準化されている暗号学的マスク生成関数について、強識別不可能性(indifferentiability)の観点で安全性証明を示します。まず、強識別不可能性の枠組みで、弱い安全性と強い安全性の2つの安全性を定義します。次に、ANSI, IEEE, ISO/IECで標準化されている暗号学的マスク生成関数MGFは、弱い安全性定義のみを満たすことを示し、NISTで標準化されている暗号学的マスク生成関数Double-Pipeline Iteration Modeは、強い安全性定義を満たすことを示します。

Global Standardization Activities

■ 概要
ITU(International Telecommunication Union)、ISO(International Organization for Standardization)、およびIEC(International Electorotechnical Commission)が2007年に共同で制定したITU/ISO/IEC共通特許ガイドランが、5年ぶりに改訂されました。ここでは今回の改訂にかかわるITU側の専門家会議に参加した者の1人として、改訂の内容を中心にこの特許ガイドラインについて説明します。

Information

■ 概要
NTTコミュニケーション科学基礎研究所では、コミュニケーション科学に関する最新の研究成果をご覧いただけるイベントとして、2012年6月7、8日にオープンハウス2012を開催しました。ここではその開催報告をします。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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