To view PDF files

You need Adobe Reader 7.0 or later in order to read PDF files on this site.
If Adobe Reader is not installed on your computer, click the button below and go to the download site.

2月号 2022 Vol. 20 No. 2

English

Front-line Researchers

■ 概要
普遍的知見の獲得などの学術的貢献をミッションに掲げるNTT物性科学基礎研究所。機能物質科学、量子電子物性、量子光物性において数々の功績を発表しています。電子1個1個の正確な操作や検出を可能とし、量子電気標準、高感度センサ、量子ビットへの応用が期待されているシリコン単電子デバイスの研究領域において、量子計測三角形の完成をめざした電流標準応用に挑む藤原聡上席特別研究員に、研究活動の進捗と世界初に臨む研究者の姿勢について伺いました。

Rising Researchers

■ 概要
ネットワーク、サーバ、ストレージなど、さまざまな分野で進む仮想化。今回は、従来の技術では困難とされていた通信ネットワークの物理機能(高速伝送インタフェース)の仮想化について、キム サンヨプ特別研究員に伺いました。

Feature Articles: Keynote Speeches at NTT R&D Forum—Road to IOWN 2021

■ 概要
本稿では、IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)の普及拡大に向けた取り組み、「Road to IOWN」について紹介します。本記事は、2021年11月16〜19日に開催された「NTT R&Dフォーラム - Road to IOWN 2021」における、澤田純NTT代表取締役社長の基調講演を基に構成したものです。
■ 概要
本稿では、「Road to IOWN 2021」について紹介します。本記事は、2021年11月16〜19日に開催された「NTT R&Dフォーラム - Road to IOWN 2021」での、川添雄彦 NTT常務執行役員研究企画部門長の基調講演を基に構成したものです。

Feature Articles: 2021 International Sporting Event and NTT R&D—Technologies for Supporting Athletes

■ 概要
意識に上るよりも短時間の判断や動作が勝負のカギを握ることが多いスポーツの世界。NTTコミュニケーション科学基礎研究所柏野多様脳特別研究室では、その特殊なシーンで発揮されるアスリートの潜在脳機能に焦点を当てて研究を進めています。2021年に行われた世界最大のスポーツイベント(大会)で金メダルを獲得した女子ソフトボールチームとNTTは、学術的な研究と並行し、これらの知見を活かした勝負に勝つための実戦的な取り組みを進めてきました。
■ 概要
アスリートにとって筋肉の活動状態を知ることは、パフォーマンス向上やコンディショニングを行ううえでとても重要です。筋肉の活動を知るうえで、体の表面から計測可能な「表面筋電位」は、身体負担の少ない有効な手段と考えられています。本稿では、hitoe®を用いて行った、自転車競技のトップアスリートの表面筋電位計測とその可視化、および分析技術を紹介します。本技術は、トップアスリートの現場だけでなく、日常スポーツにおける自己分析にも活用が期待されます。
■ 概要
競泳選手の強化練習に伴う慢性的な筋緊張による胸郭を中心とした運動機能の低下に対して、脊柱・肋骨・体幹の機能的な連携への自覚を促し、自然で効率的なからだの動きを回復させるトレーニングを考案しました。スマートフォンによるWeb会議システム、画像記録、hitoe®筋電・呼吸・モーションを計測するマルチセンサベルトを活用し、リモートから定期的な指導を実施し、新型コロナ禍のアスリートの支援を行った結果を報告します。

Feature Articles: 2021 International Sporting Event and NTT R&D—Technologies for Preparing the Event

■ 概要
2021年夏に行われた世界最大のスポーツイベントにおいて、NTTの重要な役割の1つである安定でセキュアな通信環境の構築のため、炎天下での大規模なネットワーク工事が必要でした。暑熱による体調不良を防ぎ、より安全に工事を実施いただくために、ウェアラブル生体・環境センサを活用した体調管理システムを構築・導入しました。
■ 概要
NTTは、世界的なスポーツ大会の場において、機能分散通信技術CUzoと透過型ディスプレイ搭載のモバイルデバイスCUzo Cardの提供を行いました。本稿では、会場スタッフによる来場者への案内業務をICTによりサポートすることで会場内でのホスピタリティの向上をめざした本プロジェクトの取り組み、およびそこで活用した技術について紹介します。

Feature Articles: 2021 International Sporting Event and NTT R&D—Technologies for Making the Event Inclusive

■ 概要
NTTは、車いす利用者等の移動制約者のためのバリアフリールート案内アプリ「Japan Walk Guide」を開発しました。Japan Walk Guideは、ボランティアが収集したバリアフリー情報を中心に、公共交通から徒歩ルートまでワンストップでのバリアフリールート情報の提供を行うものです。本稿では、2021年に行われた世界最大のスポーツイベント期間中のアプリ公開を通じて、実際に車いす利用者に評価していただいた実証について紹介します。
■ 概要
NTTは、障がいを含む多様な身体性を持つ人々がスポーツ観戦を楽しむための研究開発を推進しています。本稿ではパラスポーツの一種であるゴールボールを題材とし、超高臨場感通信技術 Kirari!(高臨場音像定位技術)を活用した立体音響により、あたかも競技コートの中で観戦しているかのような臨場感を提供する新しいスポーツ観戦体験について紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
スマートフォンに代表されるモバイル通信や無線LAN、柔軟性・耐災害性に優れた固定無線方式など、無線通信は電気通信網で大きな役割を果たしています。国際標準化組織の1つであるITU-R(International Telecommunication Union-Radiocommunication Sector)では、無線通信システムや利用する周波数等無線通信に関する標準化を行っています。ここではITU-Rで地上無線通信を所掌する第5研究委員会(SG5)とその傘下の作業部会(WP)の最近の動向と、それらに対するNTT研究所、NTTドコモの貢献について概説します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
電気通信設備は、屋内外のさまざまな環境にさらされているため、生物の活動による影響を受ける場合があります。通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第68弾となる本稿では、サルによるアクセス系設備への影響事例とその対策を紹介します。

Information

■ 概要
2021年11月16〜19日の4日間にわたり、オンラインにて「NTT R&Dフォーラム―Road to IOWN 2021」を開催しました。ここでは本フォーラムの開催模様を紹介します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

↑ TOP