用語説明

ATSC方式

Advanced Television System Committee

米国の家電メーカを中心とした企業連合体(Grand Alliance)が開発したもの。米国の連邦通信委員会(FCC:Federal Communications Commission)がGrand Allianceの案をベースにATSC方式の規格を1996年末に決定したが,その際,映像フォーマットは案の18通りを絞ることはせず,映像フォーマットの決定を市場の競争原理に委ねた。変調方式としては8値VSB(Vestigial SideBand;残留側波帯変調)方式という変調方式を採用する。

◆ 《8値VSB(Vestigial SideBand;残留側波帯変調)方式》

信号の振幅に情報を乗せる振幅変調方式の一種で,8通りに振幅を変化させ,ディジタル情報を伝送する方式。また,フィルタにより帯域制限を行い,伝送帯域幅を約2分の1にする。

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