用語説明

eCoシステム

インターネットを利用した電子商取引[インターネットEC(Electronic Commerce)]の発展をさらに促進するため,①ECを実現するシステム構築費用の低減,②ECの適用による経済の効率化とサービスの拡大,③ECサービス提供者間における相互接続可能なパートナの拡大,を実現するために提案されたECサービス統合プラットフォーム。「eCo」という名称は,electronic Commerceに由来しているが,ECに用いられる種々のサービス間の相互運用性の確保,すなわちECリソースのリサイクル環境の確保という観点から,eCology of eCommerce,企業間の協調,企業システム間のコミュニケーションを促進するという観点から,enterprise Collaboration,extranet Communicationという意味もかけられている。本システムでは,異なる業界間で共通に使用できるECビジネスプロセスのユニットを構築し,広く提供することによって,ソフトウェアの利用性や再利用性を向上させる(図)。

◆ 《CBL(Common Business Library)》

eCoシステムで使用されるメッセージの基本ライブラリ集。度量衡や貨幣種別等の商取引における基本データがXMLのDTDファイルとしてモジュール化されており,eCoシステム上で交換されるメッセージは,このDTDを参照して作成・解釈される。

図_eCoシステム