用語説明

ESP(交換機シミュレータ)

Electrical Switching System Simulator/Debugger for DEX Prosessor

通信ソフトウェア開発における設計から試験作業までの一連の作業を同一のワークステーション(WS)上で実施し,作業の一貫性を確保することを目的として,WS上で実交換機用のロードモジュールをそのまま実行可能な交換機シミュレータ。

最大の課題は,処理能力向上であり,①内部処理を交換機の処理方式とは異なるイベントドリブン方式とすることにより,WSのCPUを効果的に動作させる,②交換機のハードシミュレーションでは通信ソフトウェアに必要なハードシミュレーション以外は簡略化する等の処理改善により実交換機と同等程度の性能を達成した。

◆ 《イベントドリブン方式》

イベント(一般的にはキーボードやマウス等の入力)が発生したときに,それに応じた一定の処理手順を実行するというプログラム処理方式。