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3月号 2013 Vol. 11 No. 3

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■ 概要
最先端を走る研究開発を手掛けるNTTのR&D部門。変革の激しい波を乗り越えるべく、意欲的にイノベーションへの挑戦を続けています。この取り組みをどのようにマネジメントしていくのか、その戦略を4つのキーワードを基に、篠原弘道NTT常務取締役研究企画部門長に伺いました。

Feature Articles: Wireless Access Technologies that Enhance Convenience by Network Linkage

■ 概要
ホームネットワークではワイヤレス化が進み、家の中のどこにいてもネットワークを利用できる環境が整いつつあります。ワイヤレスアクセスがより安心・安全で利便性の高いものになれば、ホームネットワークサービスはユーザにとってより身近なものとなるでしょう。本稿では、ワイヤレスホームネットワークの現状と課題について説明するとともに、現在NTT未来ねっと研究所で研究開発を進めている、ユーザセントリック・ワイヤレスホームネットワークのコンセプトを紹介します。
■ 概要
スマートフォンの普及・データトラフィック量の急激な増加により、お客さま満足度の向上・データオフロードの2つの目的から、NTTドコモにとってWi-Fiの重要性が高まっています。本稿では、NTTドコモの公衆Wi-Fiサービスの概要、さらにお客さまのWi-Fi利用を促進するための取り組みとして実施している、「エリア拡大」「料金キャンペーン」「使い勝手の向上」に関する具体例を紹介します。
■ 概要
本稿では、スマートフォンなどのモバイルトラフィックの光網へのオフロードや、トラフィック量の多い映像系データを安定して伝送するため、次世代ホームICT基盤を用いて複数アクセスポイントをネットワーク経由で連携させ、隣接するワイヤレスホームネットワーク間の干渉回避などを実現する、協調無線LAN技術について紹介します。
■ 概要
NTT未来ねっと研究所ではさまざまな無線利用が進むホームネットワークにおいて、ユーザがワイヤレスシステムを意識せずに利用可能で、ネットワーク事業者にとっても保守・運用しやすいワイヤレスホームネットワークの実現を目指した研究開発に取り組んでいます。本稿では、フレキシブルに対応するワイヤレスシステム技術の概要と利用イメージ、およびシステムを実現するためのキー技術について紹介します。
■ 概要
NTT未来ねっと研究所ではモノへの通信手段の利用拡大に向け、標準方式を活用しつつ、ネットワーク主導でアクセスポイントや端末を制御することで運用管理を簡素化し、通信品質を向上させるM2M(Machine to Machine)無線アクセスの実現を目指しています。本稿ではM2M無線アクセスの要求条件と必要な機能を概説するとともに、地域コミュニティネットワークを構築・制御する神経網としての利用方法の一例を紹介します。

Regular Article

■ 概要
実世界のさまざまな情報を個人のモバイル端末を通じて収集する参加型センシングが注目を集めています。参加型センシングでは、センサノードであるモバイル端末はセンシングシステムの管理下にはなく、自由に移動しセンシングを行います。したがって、得られるセンサデータにはノイズや欠損が含まれ、そのままではアプリケーションで利用することが困難です。そこで我々は、信頼できるセンサデータを柔軟に提供するための仮想センサ構成技術の研究を進めています。本稿では、そのコアとなる3つの技術、参加促進技術(Top of Worlds)、精度向上技術、欠損補完技術を紹介します。また、それらによるデータ品質の改善効果を簡単なデモンストレーションにより示します。

Global Standardization Activities

■ 概要
データセンタ・通信ビル用の高効率な給電方式として直流380 Vを利用した高電圧直流(HVDC: Higher Voltage Direct Current)給電が注目されており、将来の実用化、普及が世界的に期待されています。ここでは、高電圧直流給電の特徴と、2012年5月にITU-T勧告として承認されたL.1200(電気通信およびICT装置の入力端における400 Vまでの直流給電インタフェース)の概要を中心に、関連する国際標準化活動について解説します。

External Awards
外部での受賞

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