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12月号 2021 Vol. 19 No. 12

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■ 概要
NTTグループの保有する資産やICTを活用したスマートエネルギー事業を推進するNTTアノードエナジー。設立から2年を迎え、環境問題や人口問題など避けることのできない社会課題の解決に貢献し、産業の活性化と持続可能な社会の実現をめざして邁進しています。再生可能エネルギーの普及・拡大事業の進捗とトップの心構えについて高間徹NTTアノードエナジー代表取締役社長に伺いました。

Front-line Researchers

■ 概要
将来のネットワークにはこれまでのインフラの限界を超えた高速大容量通信や膨大な計算リソース等の提供が期待されています。この期待にこたえるべく、NTTは端末を含むネットワーク情報処理基盤IOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想を掲げて研究開発を展開しています。IOWNの構成要素である6G時代の無線アクセスに向け、システム、デバイス、そしてサービスの多様化が進むと予想される無線アクセスの革新に挑む鷹取泰司上席特別研究員に、研究活動の実際と研究者としての姿勢を伺いました。

Rising Researchers

■ 概要
AIを構築するために必要な機械学習。機械学習を実施するには大量の学習データが必要です。しかし、質の高い学習データが常に必要なだけ得られるとは限りません。さらにAIの経年劣化を防ぐためには、刻々と変化するデータに合わせて定期的に再学習を行う必要もあります。今回は、理想的なデータが得られない場合においてもAIの性能向上を可能とする「転移学習」の技術について、熊谷充敏特別研究員に伺いました。

Feature Articles: Toward a New Form of Coexistence between the Real World and Cyberworld

■ 概要
デジタルツインコンピューティング研究プロジェクトは、NTTが推進するIOWN(Innovative Optical and Wireless Network)構想の主要な構成要素である「デジタルツインコンピューティング(DTC)構想」の実現をめざすプロジェクトです。私たちは、その目標として4つのグランドチャレンジを掲げ、それぞれの実現に向けた研究開発を行っています。本稿では、各グランドチャレンジの概要と実現するための技術について述べます。また、グランドチャレンジ横断での活動について解説します。
■ 概要
NTT人間情報研究所(人間研)思考処理研究プロジェクト(思考P)では、「情報理解」「情報処理」「反応・行動」で構成される人の思考力について理解を深め、それらを計算機上で再現すると同時に、人の思考力を持続成長可能とする技術創出をめざしています。本稿では、この技術につながる「視覚的機械読解技術」「行動モデリング技術」「音声認識技術」「思考拡張型刺激デザイン技術」について紹介します。
■ 概要
現実世界とサイバー世界の融合が急速に進展する中、人と人、および人と機械の共生のあり方は、大きく変化しています。ICTの活用によって、人や集団の振舞いを、より良い未来の実現や感動の共有に向けてそっと後押ししたり、人と機械とがより自然で複雑なやり取りのもと、一緒に働くことができるようになるでしょう。本稿では、このような未来像に向けて、共生知能研究プロジェクトが取り組んでいる研究内容について概要を紹介します。
■ 概要
近年の計算機技術とAI(人工知能)技術の発展に伴い、高度な技術を用いたサービスを日常生活に利活用できる環境が急速に整いつつあります。私たちは、従来技術に対して、より人間らしく認識・理解する機構を導入することで、人の生活を高いレベルで機械がサポートし、人と機械が共生する豊かな社会の実現をめざしています。本稿ではこれらに対する取り組みについて紹介します。
■ 概要
誰もが快適で活力に満ちた質の高い生活を送ることのできる人間主体の社会に向けて、リアル空間とサイバー空間を高度に融合させたシステムの実現が期待されています。本稿では、リアル空間とサイバー空間の高度な交錯による価値創造の仕組みの実現に向けて研究開発を進めている、リアル空間を計測したデータを解析、空間や物体を認識し、データをコンパクトに圧縮することでサイバー空間を構築する技術を紹介します。

Feature Articles: Olympic and Paralympic Games Tokyo 2020 and NTT R&D—Technologies for Viewing Tokyo 2020 Games

■ 概要
NTTは、東京2020組織委員会がオリンピック・パラリンピック期間中に実施した5G(第5世代移動通信システム)を活用した新たなスポーツ観戦体験を提供するプロジェクト「TOKYO 2020 5G PROJECT」において、超高臨場感通信技術 Kirari!の技術提供を行いました。本稿では、江の島ヨットハーバーで行われたセーリング競技において、レース会場間近で撮影した超ワイド映像を江の島の観客席へ伝送することで、あたかもレースのすぐ近くで観戦しているかのような臨場感を提供する新しいスポーツ観戦体験について紹介します。
■ 概要
NTTは、東京2020組織委員会が主導する「TOKYO 2020 未来のスポーツ観戦プロジェクト」において、超高臨場感通信技術 Kirari!の技術協力を行いました。本稿では、武蔵野の森総合スポーツプラザで行われたバドミントン競技の様子を遠隔会場(日本科学未来館)へホログラフィックに映像伝送することで、あたかもその場にいるかのような臨場感と一体感を提供することをめざした次世代臨場感テクノロジ実証について紹介します。
■ 概要
NTTは、東京2020組織委員会が2021年8月7日・8日に札幌で行われた東京2020オリンピック陸上競技 マラソンにおいて実施した、「東京2020リアルタイムリモート応援プロジェクト」に「超低遅延通信技術」を提供しました。本プロジェクトは、札幌のマラソンコースと東京の応援会場をリアルタイムにつなぎ、遠隔地から観客の応援を選手に届け、安全性・安心感を保ちながら、沿道応援さながらの臨場感と、選手・観客の一体感を創り出す新しいスポーツ観戦の提案プロジェクトです。本稿では、このプロジェクトの取り組みや活用した技術について紹介します。

Global Standardization Activities

■ 概要
近年、5G(第5世代移動通信システム)モバイル通信をはじめ、高頻度金融取引や高精細映像配信、スマートグリッドなどの高精度時刻情報を活用したサービス実現技術として、高精度時刻同期技術が注目されており、ITU-T(International Telecommunication Union - Telecommunication Standardization Sector)SG(Study Group)15やIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)を中心に国際標準化が進められています。ここでは5Gに加えBeyond 5Gや量子情報通信などの次世代通信技術を見据えた時刻同期要求条件や、近年IEEEで規格が更新された時刻同期技術/PTP(Precision Time Protocol)の概要と、通信網の時刻同期高精度化に向けたITU-T SG15の最新議論動向を紹介します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第67弾となる本稿では、映像伝送に無線LANを利用した際の故障事例を紹介し、その対策方法について解説します。

External Awards/Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部での受賞もしくは投稿した論文の抄録

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