用語説明

KTN結晶

KTa1-xNbxO3

カリウム(K),タンタル(Ta),ニオブ(Nb)と酸素(O)からなる透明な光学結晶。1950年代に初めて合成され,光デバイスの性能を決定する2次の電気光学効果(カー効果)が極めて大きい材料。

本結晶は,立方晶という結晶構造を持ち,光学的異方性*がないこと,熱や水に対して安定であるという特徴を持っている(図)。

*光学的異方性:結晶軸の方向によって屈折率が異なる性質。

図_KTN結晶の構造