用語説明

Ku帯超小型衛星通信システム(Ku-1ch)

Ku-1ch

災害発生時に通信の孤立を防止する目的で提供してきたCS-3(さくら3号)を用いたマイクロ波小容量衛星通信方式(SC-31)と,60 MHz帯を用いた孤立防止用無線方式(TZ-60)の後継機として開発した超小型衛星通信システム。

端末の他に公衆網につながる基地局,基地局と端末の監視制御を行う統制局,N-STAR衛星,基地局および統制局をつなぐ局間専用線,および公衆網から構成され,LS交換機と電話端末間のアクセス伝送路区間を,衛星経由の無線伝送路で代替するシステム(図)。1端末当り音声1回線(双方向通話)の伝送が可能で,衛星回線数は基地局装置を増設することにより最大双方向500回線まで対応できる。

図_Ku帯超小型衛星通信システム構成