用語説明

Look and Feel

コンピュータ環境が提供している操作感覚。コンピュータ環境が全く異なっていても,それらの環境ごとのLook and Feelが同じであれば,ユーザはコンピュータ操作に関する混乱が生じにくくなる。MS WindowsやOS/2が設計段階においてMotifのLook and Feelを取り入れたことは有名。

◆ 《OpenLook》

AT&T社の依頼により,Sun Microsystems社がXerox社から技術供与を受けて設計したGUI環境。1988年4月に発表された。Look and Feelは全体的に丸みをベースにしており,シックな雰囲気を持っている。

◆ 《MoOLIT(ムーリット)》

USL(UNIX System Laboratories)が1992年に発表したGUI(Graphical User Interface)環境。OpenLookをベースとしている。操作環境のLook and Feelをユーザの好みに合わせてOpenLook,Motifに切り替えて使用できる。

◆ 《デスクトップ・マネージャ》

SVR4.2が提供するMoOLIT(ムーリット)をベースにして構築したUNIXのユーザ操作環境。各種コンピュータ操作をマウスを使用して簡単に行うことができる。

◆ 《Motif》

Xウインドウ上の高レベルGUIを提供する仕様。UNIX標準化団体のOSFが提供している。OpenLookに比べ多くのベンダによってサポートされたことにより,現在では業界標準といえる。Look and Feelは全体的に角をベースにしている。