用語説明

VC(バーチャル・チャネル/仮想回線)

ATMでは,端末相互間の情報は53 byteのセルにより転送される。この端末相互間を結ぶセル流をVCといい,現在のネットワークでの回線に相当する。バーチャル(仮想)の意味は,現在のネットワークでの回線は情報の有無にかかわらず常に固定的な容量(音声の場合64 kbit/s)を使用して常時存在しているのに対して,ATMの場合にはセルの流れるルートは決まっているが,その容量はセルを送出する頻度によって絶えず変化し,セルが流れていなければ容量は0となる場合もあることからバーチャル(仮想)と呼ばれている。