用語説明

アクセスチャージ

NTTの設備を利用する見返りとしてNCCが支払う相互接続料金のこと。中継系NCC3社との間では,1994年4月からコストベースの接続料金(アクセスチャージ)が導入された。1996年4月より課金方法を3分ごとの課金からセットアップチャージ付きの秒課金方法へ変更している。

◆ 《セットアップチャージ》

通話の提供に要する設備費用のうち1コール当りの料金をいう。通話の提供に要する設備の費用は,その発生要因との因果関係をみると,伝送路・伝送機械は通話時間との関係が大きく,交換機についてはその構成する装置により通話回数との関係が強いものと,通話時間との関係が強いものに区分することができる。秒単位の課金のような短時間課金によりコストを回収する場合には,通話回数関連コストは1回当りの料金(セットアップチャージ)で回収し,通話時間関連コストは通話時間に応じて回収する方法が,よりコスト構造に忠実な料金体系と考えられることから,課金をセットアップチャージ付きの秒課金方法としている。