用語説明

アクセスモール(非開削推進機)

「安く,早く,美しく」ビルアクセス管理を非開削で施行する装置。ハンドホール発進のアクセスモールPH(Press-in Handhole),ビル内発進のアクセスモールIB(Impact Building)とアクセスモールCB(Core-drill Building)の3機種があり,口径Ø50 mm~Ø100 mmまでの管路を布設することができる。

(1) アクセスモールPH

道路と直角な部分の比較的短い距離に適用するオーガ(スパイラルスクリュー)掘削方式の推進マシンで,オーガで先行掘削しながらケーシングチューブを推進し,管を引き込む方式。マシンを真空パッドでビル内での高所作業に適し,2mまでの推進が可能。

(2) アクセスモールIB

道路と併行する引き込み部分に適用する圧密方式の推進マシンで,1工程目に推進したツーリングパイプにリーマ(拡径装置)を接続し,2工程目に口径を拡大し,3工程目に管を引き込む方式。3号ハンドホール内から発進できる非常にコンパクトなマシンで,約15mまで推進が可能。

(3) アクセスモールC

道路と直角方向の引き込み部分に適用する衝撃圧入方式の推進マシンで,1工程目にマシン本体を推進し,2工程目にエキスパンダ(拡径装置)を装着して,口径を拡大した後に管を引き込む方式。反力装置を必要としない自走式マシンでかつ軽量であるため,ビル内での高所作業に適しており,10 mまでの推進が可能。