用語説明

雷防護ブレーカシステム

通信線や電源線から侵入する雷電流を検出し,ある閾値を超えた場合に,通信線または電源線を遮断器により切り離し,雷サージ電流の経路を遮断し,例えば商用電源を用いる通信端末機器を雷害から守るもの(図)。

本方式では,雷は遠方(誘起電圧=小)から近傍へと近づいてくると仮定し,通常端末機器が損傷または誤動作しない程度の雷サージ発生時(誘起電圧=中)でリレーを動作させることにより,その後の近傍雷での大規模雷サージ発生時(誘起電圧=大)にはすでに通信線または商用電源線を遮断している状態にしているため,通信機器端末を保護することができる。

図_雷防護ブレーカシステム概要