用語説明

πシステムシミュレーションAP(πデザイナー)

従来の基本設計から実施設計に至る概略設計を支援するシステム。1997年11月にアクセス系設備マネジメント支援システム(MARIOS)上のアプリケーションとして試行導入した。

本システムでは,新規データの投入を極力回避しながら,配線形態と概算コストを素早くアウトプットし,さらに対話形式で設計上の留意点をサポートしている。設計時には最初にπ-ONUの収容回線数(1つのπ-ONUが収容する回線数で最大10回線を収容)やπ-ONUから配線されるメタリック引込線の架渉スパン数(原則2スパン未満)等の設計条件を入力した後は,設計ボタンをクリックするだけでケーブル直線図による設備データの表示から概算コストの算出までを自動処理するため,素早い設計と投資シミュレーションが可能である。

◆ 《π-ONU(Optical Network Unit)》

πシステムのお客さま側の電柱等に設置される装置で,光信号の送受信機能や多様なサービスを提供するインタフェースと多重変換機能を有する。

◆ 《π-ONUの収容エリア》

メタリック引込線の架渉スパン数を考慮しながら1つのπ-ONUで収容するお客さまの収容範囲。

◆ 《ケーブル直線図》

MARIOSアプリケーションの1つでケーブル配線点から端末電柱までの架空ルートを直線的に表現した簡易な設備図。