用語説明

CELP(符号励振線形予測)

Code-Excited Linear Prediction

AT&Tで開発された線形予測を用いる中低ビット音声符号化方式。この方式では,音源を過去の音源信号よりなる主に音声の周期的変動を表わす適応符号帳と主に破裂音,摩擦音等を表わす白色雑音よりなる雑音符号帳の線形和として表わす。各符号帳をどのように組み合わせるかは,入力信号と合成フィルタからの出力信号の聴覚重み付けられた誤差が最小になるものに基づいて行われる。この方法では,演算量が多くなることから,提案された当初は実現不可能と考えられていたが,その後,演算量削減方法が考案され,現在では高能率音声符号化の主流となっている。