用語説明

自動IPL機能

Initial Program Load

システムを自動的に立ち上げる機能のこと。電子交換機では,FM(ファイルメモリ)上に運転ファイルのバックアップを持っている。ハードウェア故障等の発生時にバックアップファイルを用いて,システムの再立上げを実行し,サービスの中断を短くしている。ハードウェア故障,ソフトウェアバグ等により,このバックアップファイルを破壊した場合,人手によりMT等からFMへ転送してシステムの再立上げを実行しているが,比較的長い操作時間を要しているので,システム立上げ時間を短縮するためSTMが交換機のシステムダウンを検出して,自動的にバックアップファイルを交換機のFMへ転送して,システムを自動的に立ち上げる。