用語説明

スーパーコヒーレント光源

波長が連続的かつ広範囲にわたっている光短パルス列を発生させる光源。強力でごく短いパルスが非線形光学媒質に入射する際にパルスは短いままで波長だけが連続的に広がる非線形現象を利用する。非線形光学物質(入射する光の強度により,屈折率などの光学特性が変化する性質を持った物質。この性質は応答速度が極めて早いのが大きな特徴で,高速光通信の部品材料として注目されている)として低分散光ファイバを用い,既開発のエルビウムファイバレーザパルスで励起することにより低雑音で200 nm(25 THz)という広帯域なスーパーコヒーレント光の発生に成功している。

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