人の存在情報や環境情報等のように，コミュニケーションのメッセージとしては明示されない「手がかり情報」を常時通信しあうことで離れている相手が身近に感じられ，それによって安心感や幸福感の醸成が図られるというNTTが提案した概念。

NTTが通信メディアにより，互いの存在情報やそれに伴うさまざまな背景情報，軽いサインなどを送受信できる環境を提供することで，明示的なコミュニケーションを意識せずとも，ちょっとした幸せ感や身近さを感じることができ，親密な関係の維持・醸成が期待できるとした通信コンセプト。

◆《手がかり情報》

明示的にコミュニケーションのメッセージとして示されていない（非明示的）情報で，コミュニケーションに利用され得る環境情報，他者の存在，社会的関係等の情報すべてを指す。

◆《つながり感》

（明示的にではなく）何となく相手の雰囲気や状態，感情等が伝わっていると感じること。