用語説明

はっ水加工

はっ水とは,文字通り水をはじくという意味で,一般にフッ素樹脂等を利用した加工法が使用されている。NTTリース(株)で開発商品化された超はっ水加工法は,粗面の凹部にフッ素樹脂を薄くコーティングすることにより,凹部に空気層を形成し,この空気層が水をはじく性質を持つことによりはっ水効果が生まれる。セラミックス,布,紙,木材,各種金属,ガラス,プラスチックフィルム,発泡スチロールなど固体表面であればどんな表面でも加工可能である。水をはじく性質を持つフッ素樹脂は分子間凝集力の大きい物質にはつきにくい性質があるため,フッ素樹脂を真空中で小さな固まり(クラスタ)とし,イオン化したうえで加速してガラスなどの表面にぶつけることにより強いコーティング膜をつくることができること方法が開発されている。この方法は,透明のはっ水表面が形成できる反面,真空での処理が必要になるなど,処理面積が小さく高付加価値である光ファイバ端面へのはっ水処理などの実用化に適している。

◆ 《はっ水角》

該当面にできる水滴の形状を示したもので,この角度が大きいほど(真円に近いほど),水をはじく効果が高い。