用語説明

ファンクションポイント(FP)法

ソフトウェア規模の尺度はソースコードの行数(LOC:Line of Code;プログラムソースの行数)が一般化している。これは,LOCが量として非常に直接的でしかも測定が簡単であると考えられる一方,プロジェクトの立ち上げ段階ではソースコードは存在せず,規模の見積り作業は開発者の経験と勘に頼らざるを得ないという問題がある。この問題を解決すべく期待されている規模尺度をファンクションポイント(FP)という。ソフトウェアの開発規模見積り手法のFP法は国際的なユーザ団体であるIFPUGにより標準化が進められている。

ファンクションポイントの算出は以下の手順で行う。

① 測定対象範囲を明確にする。

② ファンクションを抽出する。

③ ファンクションの複雑さを評価して評価値を合計する。

④ システム特性を評価する。

⑤ ファンクション・ポイントを求める。

◆ 《IFPUG(International Function Point User Group)》

米国に本拠地を置くファンクションポイントのユーザ団体で,ファンクションポイントを利用しファンクションポイントの研究から得たデータを普及することを目的とする非営利組織。