用語説明

ホログラムメモリシステム

膨大な情報を小さな感光性結晶に記録し,立体映像を再生するメモリシステム。ホログラムメモリシステムではデータを,液晶ディスプレイのような空間光変調器上に,2次元のパターン(透明,不透明の微小な千鳥格子状のパターン)として表示する。このパターンにレーザ光を照射し,その透過光をレンズで絞り感光性結晶に照射する。この光が物体光でありデータパターン1ページ分となる。これに交差するように,参照光を結晶に照射すれば,ホログラムが結晶内に記録される。ここで参照光の角度をわずかに(0.1度程度)変えると,別のパターンを同じ場所に記録できる。これを何度も繰り返す。記録したときの角度で参照光だけを照射すれば,任意のページを再生できる。