用語説明

マンチェスター・コーディング(マンチェスター符号化)

LANなどで多く使われている符号化方式。1bitを送るのに信号のDC(直流)レベルを交互に発生させ,DCバランス(直流分をゼロとする)を保つことで,データ伝送の誤り率を減少させている。また符号化自身に誤り検出能力を有している。電位変化のタイミングと平均電圧がデータ内容に関係なく一定なので,同期が取りやすく衝突検出も簡単という特徴を持っている。しかし,マンチェスター符号化は1bitを送るために2クロック・サイクルを必要とするため,限られた伝送周波数帯域での伝送効率の点ではNRZ方式よりも劣る。