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2月号 2011 Vol. 9 No. 2

English

Front-line Researchers

■ 概要
既存のトラフィック理論を体系的にまとめようと、「学際的ネットワーク科学」という新分野を世界に先駆け発表した斎藤洋上席特別研究員に、トラフィック研究の現状や見通しなどをお伺いし、最後に若い研究者へエールを送っていただきました。

Feature Articles: Environment and Energy Technologies Toward a Green Society

■ 概要
グリーン社会の実現に向けたNTT環境エネルギー研究所の研究開発方針や取り組みについて紹介します。NTTグループの事業活動によるCO2排出と廃棄物を2050年でゼロにする技術の創出を目指して、Green ICT・Green Materials・Governance by Greenという3つのコンセプトで研究開発を進めています。
■ 概要
本稿では、高電圧直流給電(HVDC)システムの導入に向けた取り組みを紹介します。HVDCの本格的導入に向けた開発状況、標準化の取り組み、スムーズな初期導入に向けたマイグレーション装置の開発、および施工性の改善の取り組み等を紹介します。
■ 概要
NTTグループでは、通信装置に対してEMC社内規格を適用し、エミッション(電磁妨害波)の抑制、イミュニティ(電磁妨害波耐力)や過電圧(雷等)耐力の向上を図っています。本稿では、EMC社内規格への取り組みの最近の動向として、エミッションTRおよび過電圧TRの改定、照明器具のエミッションTRの制定に関して紹介します。
■ 概要
多種・多数の設備によるエネルギー需給を効率良くマッチングさせ、環境負荷低減などの目的に応じた運用制御やシステム構築を実現するのが、エネルギーネットワーク最適化技術です。本稿では適用事例として、最適スケジューリングの実証研究とシステム構成のシミュレーション検討について紹介します。
■ 概要
燃料電池の中でもっとも高い発電効率が期待できるSOFCを用いて、少ないエネルギーで発電に必要な温度を維持できるモジュールを開発することで、商用電力を使用するよりもCO2排出量を削減できる見通しを得ました。本稿では開発したモジュールを構成している発電素子、スタックの特性とモジュールの発電特性を紹介します。
■ 概要
本稿では、屋外に設置される電気通信用の設備・装置を中心に、腐食防食技術を開発する研究について紹介します。その手法は、材料側から個別の腐食メカニズムを解明するアプローチと、環境側から鳥瞰図的に平均的な腐食リスクを可視化しようとするアプローチからなります。これらについて、最新の成果を含めて解説します。
■ 概要
環境分野では、CO2排出の次に資源の消費が注目されると考えられています。本稿では、NTT環境エネルギー研究所にて開発した、情報通信企業の資源投入量を分析する技術について紹介します。この技術は、資源価格高騰による情報通信企業の調達コストの増加軽減策や環境負荷削減を検討する場合に、有効に役立てることができます。
■ 概要
NTTグループの環境負荷低減、電力コスト削減を目的に、ICT装置の電力消費効率の評価方法および目標基準を定めた「NTTグループ省エネ性能ガイドライン」を2010年4月に制定しました。また、これに伴い、「NTTグループグリーンR&Dガイドライン」配下の「研究開発成果グリーンアセスメント詳細ガイドライン」についても改訂しました。これら一連の取り組みの背景や状況について紹介します。
■ 概要
地球温暖化問題は近年ますます深刻化していますが、ICTの進展はこの問題解決の一助となることが期待されており、ICT利活用による環境負荷削減効果を客観的に評価する手法等の国際標準化が求められています。本稿では、その評価手法の技術概要を紹介するとともに、「ICTと環境」に関する国際標準化活動について報告します。

Regular Articles

■ 概要
キャリア励起を用いた微小カンチレバーの振動制御手法を提案します。バンドギャップ波長近傍のレーザ光をGaAsカンチレバーへ照射することにより、カンチレバーのQ値を変化させることが可能となります。励起波長と光強度の調節により、Q値を増加させることも減少させることも可能です。このQ値制御メカニズムはキャリア励起によって生み出される圧電効果に起因しており、90度方位の異なる2つのカンチレバーでは効果が対照的となります。また、レーザ波長がバンドギャップ波長の前後でその効果が異なることを明らかにしました。
■ 概要
MIMO(Multiple-Input Multiple-Output)技術を用いたシステムの置局設計やシステムの設計を行うには、MIMO伝搬チャネルを推定することが必須となります。ここではレイトレース法を用いるMIMO伝搬チャネル推定において、特定の1組のアンテナ間の計算結果を利用することにより、アンテナ素子数が増えても計算量を増大させない手法について解説します。

Global Standardization Activities

■ 概要
ここでは、2010年5月開催のManagement World 2010の内容から、TMFにおける統合ビジネスアーキテクチャであるFrameworx、およびユーザ主導のクラウド関連検討グループCloud Service Initiative(CSI)などの最新の標準活動動向と、Management World 2010でみる最新動向を報告します。

Practical Field Information about Telecommunication Technologies

■ 概要
本稿は、IPサービスにおけるユーザシステムの切分け方法とその事例について述べます。隔月で掲載する、通信技術の基礎知識をテーマとするシリーズ第3弾です。今回は、NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ ネットインタフェース技術担当の方にご協力いただきました。

Papers Published in Technical Journals and Conference Proceedings
外部で発表した論文の抄録

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