用語説明

PDA

Personal Digital Assistants

手のひらに乗る小型化した個人用携帯型情報端末でハンドへルドPCともいう。アドレス帳,スケジューラ,電子メール,FAX等の個人情報管理に絞り込んだ機能を搭載した小型パソコンで,これまでの電子手帳に通信機能を付加し,高機能化させた携帯型情報端末。常時携帯できる大きさで,ユーザに合わせてアプリケーションを自由に開発できる特徴がある。

PDAを可能とした技術には,①ペン操作,手書き文字認識に対応したオペレーティングシステム(OS),②電池による長時間動作を可能とする低消費電力,高性能CPU,③機能拡張のためのPCMCIA準拠のPCカード。キーボードが付いていると携帯性が損なわれるため,これらの機器操作は,ペンで行うのが主流となっている(画面にキーボードを表示するものもある)。ほとんどのPDAは,データ通信機能,ファクシミリ機能等の通信機能を装備しており,装備していないものでもPCカードスロットにFAXモデムカード,無線モデムカード等を挿入して機能を拡張することができる。Apple Computer社のNewton,シャープ(株)のZAURUS等が相当する。最近では,Microsoft社のOS,Windows CEを搭載した携帯型情報端末が注目されている。

◆ 《Newton》

Apple Computer社の携帯型情報端末。

◆ 《NewtOS》

携帯型情報端末であるNewton(アップル,シャープ)用のOS。オブジェクト指向アーキテクチャを持つマルチタスクOS。文字認識機能,グラフィック認識機能が特徴。

◆ 《Newton Script》

Newton用のユーザインタフェース制御用言語。

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