用語説明

回折格子

光の波長程度の周期を持つ凹凸が刻まれた鏡のこと。入射光の波長が凹凸の周期で決まる波長(ブラッグ波長)に一致したときのみ強く反射する性質を持つ。半導体レーザの分野では,この構造を半導体の光導波路の中につくり込み反射鏡として用いて,レーザ発振光の波長を選択している。

◆ 《ブラッグ波長》

回折格子の反射率が最大になる光の波長。凹凸の周期でその波長が決定する。半導体レーザ等のように光が回折格子と平行に進行する場合には,ブラッグ波長は回折格子の周期の2倍になる。